訪問介護での癒し

野田市で訪問させていただいているお宅で。

 

5月末愛犬のマリちゃんが虹の橋を渡って行かれました。

飼い主さんの虚無感は半端ないもので。

介護を受けている90歳の女性は、比較的シビアでしたが、息子さんの立ち直りがなかなかできずで。

しかし、息子さんは

「マリのお世話、散歩につかっていた時間でやってみようと思った。昔から絵に興味あって。マリがくれた時間を有効に使うことにした。」と

仕事から帰ってきては、画家さんになっています。

 

とても素人が初めて書いたとは思えないような出来で、

油絵というものが、毎日少しずつ。しかも乾かないうちは上塗りできないということで

色々書いていらっしゃいます。

 

私たちは訪問で、日々手を加えられ変化していく絵の工程を見させていただいて

「わぁ～～～～～！」

という感じで癒されています。

 

マリやハナに対する愛情が絵に出ていると。

私はそう感じています。

 

そして90歳介護を受けている母は、「絵を描くって、きっとだれかに描いてもらって、俺が描いたんだって言うんだと思ったら、ほんとに自分で描いてるの。あの子にこんな才能があったなんてね。」と。

 

※作者である息子さんに許可をもらって写真を載せています。